新しい弁護士保険~弁護のちから

交通事故などの「偶発事故」に遭った被害者のための保険は,自動車保険などの弁護士費用特約として既に普及しています。

そして,平成27年12月から,交通事故等以外の分野までカバーする弁護士保険として,損保ジャパン日本興亜が新たな保険「弁護のちから」を販売しています。

「弁護のちから」は離婚や遺産相続にも使えます。

この「弁護のちから」で補償対象となる具体的な事件は以下のとおりです。

  1. 「被害事故」に関するトラブル
  2. 「借地・借家」に関するトラブル
  3. 「遺産分割調停」に関するトラブル
  4. 「離婚」に関するトラブル
  5. 「人格権侵害」に関するトラブル
  6. 「労働」に関するトラブル(但し,オプション)

交通事故等の弁護士保険と違い,一部自己負担の定めがあり,法律相談費用(相談料等)に関しては1000円,弁護士委任費用(着手金,報酬金等)に関しては10%が自己負担となります。

会社が契約していないか確認を。

この保険は,企業等を契約者とする団体契約で,団体の構成員が加入できます。「傷害綜合保険」と「新・団体医療保険」の特約として付保されます。個人への販売は今のところ予定されていないそうです。

離婚・遺産分割といった身近な(誰にでも起こり得る)事件も対象となっていますので,今後は,こうしたトラブルを抱えてしまった方は,勤務先の会社等が「弁護のちから」を契約していないか,確認した方がよいでしょう。